なぜアルコールは酒さに悪影響なの?お酒との付き合い方を解説
酒さを本気で治したかったら、お酒との付き合い方を変えるのは必要不可欠です。アルコールは酒さになる原因や、悪化のもとになってしまいます。
対策として、一番良いのはお酒を全く飲まないようにすることです。しかし、どうしてもお酒を飲まないといけないときや、飲みたいときがあると思います。
そこで、この記事では
なぜお酒は酒さに悪影響なのか?
酒さ患者がお酒を飲むときに気をつけること
の2つを説明していきます。
なんでお酒は酒さに悪影響なの?
お酒が酒さに悪さをする理由は2つあります。
アセトアルデヒド
一つはアルコールから作られる毒素、アセトアルデヒドです。お酒を飲むと、含まれているアルコールは、アセトアルデヒドと呼ばれる毒素に分解されます。このアセトアルデヒドは毒性が強く、血管を拡張させる悪さをします。
このとき酒さでもともと拡張されている毛細血管も、毒素の刺激を受けてさらに拡張します。通常少しお酒を飲むくらいだったら、アルコールが抜けたあとに血管の拡張は収まります。
しかし、とてもお酒に弱い人や、たくさん飲んでしまった人は、毛細血管が毒素の影響を受けすぎて、さらに拡張してしまう危険性があります。
腸内環境を乱す
二つ目は、アルコールが腸内細菌にあたえる悪影響です。アルコールは、約10%が胃で吸収され、90%が小腸で吸収されます。小腸の負担が大きいというわけですね。
アルコールが小腸で吸収されるとき、腸内では毒性の強いバクテリアや、悪玉菌が増殖します。バクテリアや悪玉菌で乱れた腸内フローラでは、免疫機能を助ける善玉菌が増えづらいです。
また、アルコールが腸の壁を傷つけて、小さな穴がたくさんできてしまうこともあります。傷ついた腸の壁は毒素をブロックする力が落ち、体内に毒素が回りやすくなってしまいます。
腸内環境が悪化してしまうと、酒さには良くありません。私は腸内環境が酒さの根本原因と考えているので、腸内環境を悪化させるのは極力さけたいものです。
【参考】酒さの原因|免疫異常・腸内環境
この二つがアルコールが酒さに与える影響です。お酒は大なり小なり影響はありますが、飲み方を気をつけることで影響を最小限に抑えることはできます。酒さを気にするあまり、いろいろなことに制限をかけすぎると、ストレスが溜まって、これもまた酒さには良くありません
なので、これから説明する方法を参考に、お酒を楽しむときは楽しむといったスタンスを持つと、酒さのストレスも軽くなると思いますよ。
酒さだけど、お酒を楽しむために
まず、お酒の中でも酒さに与える影響が大きいものを紹介します。
赤ワイン
ビール
バーボン
ジン
ウォッカ
シャンパン
アルコール度数が高いものは、たくさん飲まないほうが良さそうですね。私の経験では、この中ではビール、ウォッカが酒さに悪影響があったと感じました。お酒の種類や量があたえる影響は個人差が多いので、この6種類を参考に自分の体と相談して飲んでくださいね。
お酒の飲み方
できるだけ、すぐに無害な物質に分解できるように気を付けるのが第一です。私が気を付けているのは以下のことです
お酒を飲む前後に一本ずつ、ウコンやヘパリーゼなどを飲む
お酒と水を1:1の割合で飲む。調子が悪いときは水多め
お酒だけ飲まないで、食べ物も一緒にお腹にいれる
飲むペースをゆっくりにする
一般的なことですが、しっかり気を付けるだけで大分違います。あまり気にせずお酒を飲んでしまっていた人は参考にしてみてください。
お酒を飲んだ後のケアは『乳酸菌』
お酒でボロボロになってしまった腸は、酒さに悪影響をあたえます。私の実体験でも、腸内環境の変化は酒さに現れると感じることが多いです。なので、なによりも早く腸内環境を回復させることが重要です。一番効果が期待できるのが、乳酸菌を取ることです。
お酒を飲む前でも後でもよいので、乳酸菌は取るようにしましょう。できれば両方で取れると効果的です。
また、「アルコールで乳酸菌が死んじゃうのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、心配しなくても大丈夫です。死んでしまった乳酸菌も、腸内環境にはプラスに働いてくれます。
死んでしまった乳酸菌は、腸内にいる善玉菌のエサになり、良い菌が増える手助けをします。この効果がなかなか侮れません。善玉菌が増えると、バクテリアや悪玉菌は住みづらい腸内環境ができあがるので、お酒でダメージを受けた腸内も回復に向かってくれます。
お酒を飲んだら乳酸菌をとって、酒さのケアをしてあげてくださいね。